(フナヤ)..
釣りに関するコラム・四季の話を盛り込んだ釣り歳時記そして時々備忘録でもある。
釣りをする事で
幸福感を、又福を釣り上げる様な人生を送って頂きたい。
平成
19年度その時に触れに感じてた事             18年度版「釣福論」を見る!

平成19年1月7日(日)初釣り・初売り・新年明けましておめでとう御座います!
元日から5日迄は日本海側では珍しい快晴の新年、釣りにも絶好な穏やかな波と暖かめの気温で釣り場も初釣りを楽しむ太公望で賑わいを見せた。
初夢を託して、新たな気持ちで竿を出すのも獲物は釣れなくても、雪を忘れさせる程天候が良ければうきうき期待が膨らみ楽しい瞬間である。
打って変わって6日夕方からは日本列島スポッリ低気圧に被われ強風と氷雨の荒れ模様、成人式の晴れ着も雨・風には似合わない。
冬らしい!雪がなくては正月の様な気がしない!とかいわれるが、大雪や大荒れは好ましくない。
程々の雪、多少の荒天なら雪国の人間覚悟?は出来ている。過ぎたるは・・・・・・・、中庸は・・・・・、であろう。
大企業並の高景気でなくてもいい、贅沢な事は言わない昨年も好調とは言えぬ福井の地場産業も含め、福井全体が、そして不況になれば消費動向が後回しにされがちになるレジャー・余暇分野、「釣り」にも、中位の盛り上がりが戻って来て、趣味がもたらす心豊かな時間が生活のオアシスになるちょっとだけリッチな年になって欲しい!新年の願い。
平成19年1月14日(日)暖冬か!?
地球規模での温暖化はNEWSを見て情報を得るが、釣り人の実感としても雪が降らないから始まって、寒鰤と言えば北陸の冬の代表的魚であるが今年は北海道付近が良果と聞き、そう言えばフクラギ等青物の北上が少ないとか、いつまでも小アジが磯や防波堤に沢山いたなぁ・・とか、寒風の中獲物を触るとその温度差で魚が温かく感じる事が12月下旬迄続いたとか感じた人も多いのではなかろうか。
暖冬という言葉が悪いのか、冬は寒いものであって暖かくはない、極寒ではなく,やや例年・前年・以前より暖かい状況。
水温も流れ来る源で、暖・寒流と区別されるのと太陽の日照時間の多さ、つまり気温によって上下するが地球規模的には水温の上昇は1℃位らしい。
生態系的にはこの1℃が北限や南限というテリトリーを決定する微妙な境界線ともなり得るのである。
ともあれ、天候が良いのは釣りには歓迎である。
「冬は寒いのが当たり前!OUTDOORでのWinterSportの楽しみも味合おう」
平成19年1月21日(日)雪と経済効果
なにかこのまま大雪にならずに冬が通り過ぎていきそうな感じがする平成19年1月下旬。
雪国に長く住むと雪に対する出費を予算だてるのが我々の経験上の防衛本能。
例えば、スタッドレスタイヤや暖房器具の入れ換えから始まり、雪と親しむスキーやスノーボード等の遊興費、雪が急に降り始めれば長靴・スコップ・軍手等必要消耗費等々雪に交わるお金が出ていくから冬前から心配と予算案の捻出を講じる。
さて、今年と言えば今の所は安全な範囲で買うべきか迷っていた冬タイヤ購入等は凌げそうな気配の天気である。
消費をする事で、経済活動が活発になると考えれば、寒くなり、雪が降り、致し方なく雪対策用品を購入し、消耗して行く方が福井の企業にとっては当たり前の消費動向と見越している筈で降雪があった方が良いのだろうか!?
猛烈な寒波は遠慮するが適度な冬景色は必要悪かも知れない。雪が降らずとも降雨はあり、シベリア寒気団が南下すれば、雨は直ぐ雪へと変わる。
釣りへの人出は昨年より良いが絶対数は冬期が為に限られがちが正直な所。
又、いつ変わるとも知れない気紛れな天候の為、北陸の人間は私を含め「今年は暖冬???」と半信半疑な思いで例年とは違う物の購入は、早からずと控え気味になっているのではなかろうか。
雪が降る方が雪に慣らされた北国の人間は消費が全般的に進むのかも知れないでは、と勘ぐるのは釣具屋から見た小さな偏見!雪がなくても、冬はオフという感覚が根付いているのだろうか釣りに行く人は限られているのが現実、暖冬で忙しくて汗が出る様な経済効果はまだ見えてこない。
平成19年1月28日(日) 漁り火街道305号線
今、ヤリイカが絶好調で、玉川〜梅浦〜城ヶ谷〜大樟〜厨〜茂原周辺、近い所では岸から30m付近迄集魚灯を煌々と付けた漁船が漁をしている。
夕方から深夜に掛けて海岸の305号線を走る事もないかも知れないが、不夜城の如く、白夜というのはこういう状況じゃないかと思わせる程、トワイライトゾーンが続く。
例年より暖かいとは言っても寒風が吹く日本海の洋上での漁も大変な御苦労だと思う。
普通漁り火というと沖合彼方に点々と見える情緒的な物だが、岸によって産卵を始めるこの頃は、肉眼でも作業が見える位の明るさと近さである。
何げに、天気の良い夕方からでも305号線散策されるとどの位、遊技場の如く照明がもの凄く明るいがわかる。
冬の日本海というと近寄りがたいイメージがあるが、冬は水仙・越前ガニ・ヤリイカ・漁船の漁り火・温泉施設と半日〜一日コースを楽しめる。お勧め!
平成19年2月4日(日)節分〜立春
暦の上では「立春」。暖冬と言われ雪は少なめだが、積雪の可能性は今月はまだあると油断出来ない。
福井市街地から北東〜東にある霊峰も雪化粧が少なく日焼けした夏の顔肌の様である
。節分会に福井大仏に豆拾いに行った事をふと思い出す。
夕方大勢の人が一斉に諸手を挙げて福男に注目させようと掛け声やら、手を振って思い思いの行動を取る。
雪が夜露で凍みて革靴だった独身の頃の僕の足元はおぼつかなく、又足元の袋に入った豆を拾う事は、何故か若気か?プライドが許さず空中戦を挑んだ結果、指先にかすっては行くものの人混みに押され、又足元の自由を人と雪で奪われ、軽い気持ちが本気になった。が、悪戦苦闘の結果はゼロ!福を掴みきれないかと、待ち人の所へ。「はい!」と言って渡されたのが、福豆!「後の隅っこにいた方が沢山飛んできたよ。」
今の女房である。立春!福を掴んだのであろう!それにしても雪は多かった。
平成19年2月11日(日)冬の人間模様
雪こそないが北風が吹く日も多く、寒さの為積極的な行動を取る釣り人は少なく天候や釣果の回復を何となく待つ釣り人の方が多いのが2月の傾向。
趣味が多様化しているのと、若者の参入も少ないのが要因の一部と考えられる。
好きな事に対して徹底して前のめりになるのが若さの特権とも言える。
毎日でも、睡眠時間を削ってでも、やり続けるという情熱や一途性は年配者には少ない。反面、情報過多でやる事が多すぎるのも、真の趣味が決めかねる、良い表現で言うと「マルチな」悪く言えば「中途半端な」広く浅い趣味をこなす若者が多い様な気がする。
寒くても、暑くても・・・と言う時代ではないのかも知れない。
寒い日には、暖かい部屋でNETサーフィンやゲームで時間を過ごす「猫型」人間が多くなって、雪が降れば、庭や公園を駆け回る「犬型」人間は少なくなるのだろうか?!そう言えば現代では犬も暖房の効いた屋内で飼う時代であった!?冬の釣り場は中年層がやはり目立つ。
平成19年2月18日(日) 春一番
冬の終盤には冬型の気圧配置は不安定になり、東シナ海から日本の南岸を低気圧が通るようになる。
更に季節が進むと、低気圧の進路はもっと北に移り、日本海を北東に進み、この低気圧に向かって温かい南風が吹き込むような冬型から春へ移り変わる初めて吹く南からの強い風を「春一番」といい春を知らせる。
先週「春一番」が吹いたが、北からの低気圧も南下し、時化模様で釣りには不向きの週ではあった。
とかく、季節の変わり目は荒れる事が多い。しかし、春は確実にアップテンポで訪れようとしている。
平成19年2月25日(日) 勝山左義長〜はや3月
福井の山間部・勝山市の伝統行事「左義長祭り」が24〜25日に開催された。この行事が本格的春の訪れを告げる冬のフィナーレである様な気がしている。例年であれば街並みにも、どんど焼きをする九頭竜川河川敷にも雪はあるのが普通の景色だ。
今年は特に暖かい日も多く3月半ばや4月の気温という2月とは思えない日もあり、春が急ピッチで訪れそうな気配である。
雪国の人間にとってはこんな快適な冬は初めてではなかろうか!?
裏に「地球温暖化」というキーワードはある物の、文化や都市の発展には大雪や極寒はマイナス要因になっている様な気がする。
雪がないだけで活動や予定がスムーズに決まり流れて行く、全てに言える事だが「消費」をする事で「経済活動が活発化する」釣りに行くにも、天気がよいと、出掛ける回数も増え車・燃料・弁当から始まり消耗・消費の輪が大きくなって行く。
勿論、全てに当てはまる訳ではないと思うが地域格差は存在するであろう。
この、今年の福井の冬の気候を快適と思わない人は少ない筈である。
ない物ねだりという言葉があるが都会や南国の人はひなびた山里の雪に埋もれた秘湯の温泉に夢を馳せ、雪国の人間は蒼い空と紺碧の海のリゾートに憧れるのと同じかも知れない。
ともあれ、確実に例年を上回るペースで状況変化が起きている事には違いない。
釣りファンにとってはシーズンが早く始まり長く続く今年は歓迎すべき最良の年である様な気がする。
平成19年3月4日(日) 暖冬 啓蟄 稚鮎遡上 春の材料出尽くし!
昨年は降らないだろうと安心した頃にまとまった降雪があり、外した冬タイヤをはき直すと言う様な冬に逆戻りさせられ春の遠さを感じたが、今年に限り・・・・・?!とは思われる。梅の開花もスキー場の営業終了も2〜3週間早く、九頭竜川河口付近では天然鮎の稚魚が遡上のスタンバイを始めていて春は手の届く所まで来ている。まさしく材料出尽くしの感。
ここまで暖かい日が続くと釣り人も何かを求めて海へ河川にと動き出さざるを得なくなる。
俗に言う「虫が騒ぐ」という感じだ。
土中からも春を感じ虫が這いだして来る「啓蟄」だが今年は人の心をくすぐる程暖かく虫がうずうずするのは私ばかりではないはずだ。
平成19年3月11日(日) 寒の戻り・桜開花

桜のつぼみは夏に作られ、いったん休眠状態に入る。
その後、秋〜冬までの間の一定期間、5度前後の低温の中で置かれ続けると、休眠から目覚める「休眠打破」という状態になり、開花に向けた成長が始まる。
秋から冬にかけての寒さで休眠からの目覚めが進み、2月以降に気温が上がると、成長が加速する仕組みだ。
つまり一度寒さを体感する事で暖かさをキャッチするセンサー機能が働くという事だろう。 
2月下旬では、開花日はほぼ平年並みとの予想。暖冬で寒さが足りず、「休眠から十分に目覚めていない」と判断された為だ。
しかしこの3月の寒の戻り後、2月の春の様な15〜20℃もある天候が続けば一気に開花が早まりそうである。
釣りにも桜の咲く頃に釣れだす魚が沢山いる。ダイレクトに桜鯛・サクラマス・花見ガレイ・と呼称される魚もいるが桜咲く頃には稚鮎や小女魚・いさざと言った小魚も活性しそれと同時に弱肉強食のルールでそれを捕食する大きめのスズキ・フクラギ等の活性も一段と展開を早める。
そう言う意味では目覚めさせると言う意味では今回の寒の戻りも歓迎すべきなのかも?!
とかく、雪国育ちの人間は3月ですら灰色の低い雲を見ると長引く冬を連想してしまう。
春は来てくれる!・・・・・・筈である。

3月18日(日)彼岸入り
暑さ、寒さも彼岸までと言われる。長い冬をくぐり抜け春を待つ気持ちの表れの一つだろうが、12月からの暖冬は2月末の気温を4月末並に押し上げた。寒さが堪えられる範囲の冬は北国の人間にとっては嬉しい体験であった。
このまま桜開花迄暖かい日が続いて3月は1〜2月より過ごし易いだろうと疑いすらしなかった。
3月も下旬、彼岸の入り〜春分〜4月、春らしく暖かい陽差しが甦って来るに違いない。
日本の美しさは四季の移り変わりの妙でも称えられる。
夏は暑く青く、秋は黄金色の心地よさ、冬は純白の寒さ、春は希望の暖かいピンクを連想する。
やはり冬は冬らしく、春が待ち遠しく感じられる位が良いのだろう。釣りも暖かさと温かさがバロメーターになる。本格的に動き出す時期になってきた。
釣り人らしく、そろそろ炬燵から抜け出て潮風や山の澄み切った空気を直に感じ様。
3月25日(日) 能登沖地震
25日9時42分AM・激しい横揺れと強い縦揺れの地震があった。
福井で震度4震源地の輪島・珠洲では震度6の強い地震だ。
「能登沖地震」というのだろうか、津波警報がすぐ出た。
「海岸・河口付近にいる方は速やかに避難して下さい」と警告が流されたが、現場にいる漁師さんの船や釣り人や観光客全てに避難情報が徹底され、又は、地震に遭遇したら即避難するという行動が取れるだろうか。
地震国・日本の「津波」は英語でも「TSUNAMI」と言うらしいが危機管理という面で「対岸の火事」的思いが残っている様な気がするは個人的な偏見だろうか?!今回、津波による被害はなかった様だが、この事を改めて自分の記憶に刻んで置かなくてはならないと痛感した。
平成19年3月は雪は降らす・地震はあるはで余り釣りにとっては歓迎される月ではなかったとしょう!もう来週は4月。
桜開花宣言もあり、春爛漫、桜前線も南下しながら、北上もして行く筈だ。
4月は新しい旅立ちの月でもある。
良い事・素晴らしい希望への挑戦の船出でもある。
気分一新!釣りにも絶好の日和とならん事を願いたい。
平成19年4月1日(日) 旅立ち4月
桜も開花を始め、変則的だった3月の気候を払拭して欲しい春らしい天候を期待する4月。
学校・会社と4月は年度変わりの月でもある。
新しいランドセルやピカピカの制服・まだ板に付いていないスーツ姿が新入生・社員とすぐわかる。
人生の港は沢山あるが母港からの船出・停泊港からの出港、4月は旅立ち、新しい可能性を求めての出発の月でもある。
見送る者の意に反して船出する者はドライなのかも知れない。
自分が昔そうであった様に。
九頭竜川河口や福井新港でも稚鮎が遡上を始めたり、待機を始めていたりで春を告げている。
10cm足らずの身体で母なる川へ間違わずに上り着けて行く。
道標も道案内人もいない未知への旅立ちだ。
しさは人間社会のそれと匹敵するのだろうか!?
生物の世界には送別会も歓迎会もない。
着けば即、生きる為の試練が待ち受ける。
春4月1日に思う事。
4月8日(日) 桜
さくら通り・足羽川の桜並木・足羽山の桜と福井市内身近な所に桜の名所が沢山ある。
福井県庁のお堀の回りにも「ほの明るい」照明で桜がライトアップされていて、石垣と桜と堀のコントラストが何とも言えない。
堀端をデートコースに歩いてもロマンチックな時を過ごせそうな気がした。
皮肉にも城址の跡が恋を語るテーマの建物でない事と官庁街でレジャースポットが少ないせいか閑散として8時過ぎには人も疎らである事が残念に思う。桜の開花で暖かい春らしい光景になった来た。
釣り物も増えも本格的に釣れ始めて来ている様だ。
冬の釣りから春や初夏をイメージさせる「稚鮎」の群れも一気に大きくなり母なる川に戻らんと活動を顕著にしている。
人間と同様個体差はあるが10cmを越えるサイズも多く、6月の解禁時には15〜18cmにもなって鮎師を喜ばせるのであろう。 楽しみ!
4月15日(日) GW迄あと僅か
4月も半ばを過ぎ、新社会人や新入生も少し今迄と違った生活のリズムが判ってきた頃か、緊張の面もちで事に当たる新鮮さは気持ちの良い物である。年を重ねて分かり切った事をないがしろにしがちになる。
「初心に帰る・初心忘れべからず」だろう。
釣りも、安全対策のライフジャケットや磯靴の装備や、釣り場を綺麗に保つ為のゴミの持ち帰り等基本・初心を忘れずにいたい。
GW迄あと僅か、人も混み合う。この時こそ釣りのマナー・を守り稚魚は保流してやったり、釣り場での譲り合いや声掛け等楽しい時を過ごしたい。
時期的にはのっこみも始まり、好果が期待できる時期。
良い思いでは人の和から生まれる事も多い。
4月22日(日) 昭和の日〜こどもの日GOLDEN WEEK
大型連休、待望のGWがやってくる4/29は昭和天皇の生誕日がみどりの日になり昭和の日に呼称が変わった。
昭和生まれの我々には今のいい方が一番ふさわしい気がする。
選挙も終わり何となくしがらみがあり、レジャーに神経を注ぎきれない感もあったが一段落大いに羽根を伸ばしたい。
3〜4月と春らしくない天候の日も多くあったがようやく安定感の出る好天が続きそう、家庭サービスもして自分の余暇を過ごす専念の時間を取れる大型連休の始まりである。     天気情報・釣り情報を普段より入念に検討・チェックして有効且つ効率良い休暇にして頂きたい。
各河川では稚鮎の放流も始まり春から若葉の頃、ましてや初夏の香りさえし始めている。
平成19年4月29日(日) 大型連休
日頃7〜9連休出来る機会もなく、年に何度かの骨休みであろう。計画を立て有意義な休みを満喫したいものである。
日頃の疲れを取る為に休暇中、ずっと、ごろ寝を決め込むスローな時代ではない気がする。
このGW中どこに行ってもサービスは停滞していない筈で行楽をサポートする職業従事者は休暇返上で連休の想い出造りや行楽地での利便性の為に働いている。外国の崇高なキリスト教徒は日曜日には教会に行く。
勿論それが、会社員であろうが、商人であろうが、つまり町中が機能を停止するという事だ。
煙草を、昼ご飯を、お茶でも、・・・・・の状態が休止する緩やかな時間が流れる。
現代、日本でその様な事が起きたら「なんてサービスの悪い!・・・・」と言う感情が沸くであろう。
世の中持ちつ持たれつではあるが、休みを演出する者、演じる者、参加する者、見る者、通り過ぎる者等々立場は色々あると思うが、疲れが癒えたら外に出よう!日頃から眺めていた山並みに、気になっていたあの町に、風
光明媚な日本海の海岸線に、何か思いを持って出掛けてみよう。
折角の連休だから・・・・!勿論、釣り三昧も一年の想い出造り! HAVE A NICE DAY!
平成19年5月6日(日) 立夏
暦の上では「立夏」である。
春を待ち侘びる冬からの季節感と違い春から夏へのそれは梅雨のじめじめした不快指数の高い暑さから始まり猛暑・酷暑・残暑等、汗と陽差しとの余り有り難くない戦いでもある。
釣りにとっては親水の時期ともなり水恋しいOUTDOORシーズンでもあり歓迎すべき季節である。
暖冬から始まった今年の天候も春は春らしくない日も多かった気がする。地球温暖化と言われて久しい。トリコロールの大統領候補の一人は京都議定書に賛成しない国からの輸入はしない!と政治的連動の問題として公約したらしいが、四季の移り変わりの妙味が財産である「日本」。
春も春らしく、夏は夏らしく!恒久に季節が自然との対話を教えてくれ、そこから自然に自然を学び取る時代位にならん事を願う。
平成19年5月13日(日) 磯〜鮎〜船
5月も半ば、釣りには心地よい気候である。
暑くもなく寒くもなく重装備でなくとも身軽な格好で釣りが出来るだけでも随分楽である。
勿論安全確保の最低限装備は必要である事は言うまでもない。磯も小物から大物まで、船釣りも大型アジから真鯛と好調である。
少し気が早いかも知れないが、6月9日(土)には嶺南の南川・北川と嶺北の九頭竜川中部が鮎の解禁となる。
鮎は放流をし遊漁料を払い釣りを楽しむいわばある程度、釣果が保証される釣りである。
鮎は年魚で在る為日々刻々と成長し河川の剛流の中で石垢をはみながら晩秋に短い生涯を終える。
鮎は香魚とも書く、5月は風薫る候でもある。
日本文化や表現の素晴らしさを感じる。鮎釣りファンの方々準備は万全ですか?!
すぐそこまで西瓜の香りのする季節が来ています。点検・補充を充分にする時期かもしれません。
待ちに待った解禁日に楽しみをより大きくする為にも!
平成19年5月21日(火) ハイテク−ローテク 
東北や北海道ではつい最近迄桜の話題で持ち上がっていた、遅めの春の話題かと思うと、沖縄は梅雨入りという。
南北に長い日本列島の季節の移り変わり方だが、今年の福井は冷え込む時期の降雪は少なく山にも雪が少なかったせいか河川の水位は若干低めである。梅雨時の降雨がどの位あるか判らないが動植物の生命の源とも言える「水」の確保や水位は気がかりな事である。
異常気象というと途轍もなく寒かったり、暑かったりを連想しがちだが微妙な狂い方で人間生活は大きな狂いを生じさす。
反面環境を維持する為にハイブリッドな想像、クリーンなエネルギーを提案する。
二酸化炭素は酸素との結合で生まれ、オゾン層を破壊して行く。
しかし水をエネルギーに換えうとすると自然破壊が発生する。
ウランやプルトニュームはクリーンの代償が大きい過ぎる気がする。
スローライフの域に達するには便利な物を排斥しなければならぬだろう。
団塊世代の夢は自然との向き合いを重視したい方が多い。釣りを楽しんで、獲物を夕げに食す。最高のシナリオである。
しかし、自然との関わりは早い内から慣れし親しむ事をお勧めする。
時折自然は悪意を持たない試練を提示してくる。こなしを利かせるのも経験則である。
多忙の中でも60代前半を大いにエンジョイする為にやりたい事へのチャレンジを始めよう。釣りは良いよー!
 平成19年5月27日(日) 初夏6月に
暖冬の話が桜の話題となり、新緑の候から初夏へと今年もアッと言う間に?6月になろうとする。
6月・10月は衣替えの月でもあるが、学生の黒や紺の制服が白に変わるだけで、夏の清々しさを感じる。
元々宮中の行事であった衣替え、都会人の方がファッションとしての受け入れが強いせいか昨日迄長袖!が6月1日を堺にほぼ通勤・通学電車の中が夏服に変わる風景を短い都会生活の中で感じたものである。
環境問題の事もあり省エネルギー対策・電力消費削減で冷房温度を28℃に設定する公共施設やショッピングセンター等も多い。
衣替えでクールビズは然るべき行動なのであろう。6月降り注ぐ太陽の恵みの下、親水の時期でもある。釣りが似合う時期でもある。
夏は活動の時期、竿を片手に海へ川へGO!GO!go!
6月3日(日) いよいよ鮎シーズン!
鮎師待望の日。今週末6月9日(土)若狭・北川・南川と嶺北の九頭竜川中部漁協組管内で「鮎解禁」となる。
両河川とも放流・天然遡上とも良好の様で県内外の太公望がこの日を楽しみに訪れるだろう。
話題は鮎一色になる。天候も大崩はしない様で青空の下竿を出せそう。
型は年魚である為いきなり20cmオーバーは望めぬが17〜18cmの良型は交じりそう。鮎=夏のイメージである。
梅雨を前に清々しい風の中川の中に立ち込む、ひんやり感が堪らない緊張を一瞬醸し出す。
日本の釣り・繊細さが奇妙に楽しい「鮎釣り」やってみると愛の虜ならぬ鮎の虜になる。
高級な竿しかない!と勘違いされる方が多いが勿論入門者編の道具も沢山あり、鮎釣りの大胆・豪快且つ微妙で繊細な妙味を味わって欲しい。
鮎釣りチャレンジャー大いに歓迎!釣って・食べて楽しい鮎の門を叩こう!
平成19年6月10日(日) 鮎解禁続々と!
南川や九頭竜川に続き16日には足羽川・日野川・勝山市管内の九頭竜川も解禁となりますます鮎の話題が賑やかさを増す。
天気は如何せん日程通りに行かず週末・サンデーアングラーにとっては今週が解禁初釣りとなる方も多いだろう。
暦の上では「入梅」を迎え大雨の梅雨なのか空梅雨なのか心配な所。
梅雨時の雨と早めの台風上陸という懸念も最近はあり、暖冬から派生する「異常気象」という言葉が繰り返され続け、何が正常なのか、何処までが異常なのか天候のバランスも地球の大気の流れや吹き出しの微妙な狂いが生じ現実に起こり得る事象と捉えて異常と結論される。
一途な人も多いが最近の遊びはスマートで週間天気予報が休みの日に悪ければインドアのレジャーか予定変更と雨具持参で・・・というパターンはすくなくなった。予報・予想は確立100%ではない。
西の空の雲行きや風向きや単純に夕焼け・朝焼け等で数時間の気象判断は出来る。
危険な判断は避けるべきだがもっと自然に敬意を持って親しみ有効な休日を自ら作ろう。
ちょっと息抜き!ストレス社会では癒しと共に気分転換が大切の案件である。
6月17日(日) ラニーニャ現象
エルニーニョ現象の次はラニーニャ現象と海水温の上昇・低下が世界的に気候や季節に影響を及ぼす。
日本の夏は気温が上がり、降雨は少なめとか。
快適な暮らしとは何かは判らないが、季節折々の事象迄が歪に変形したり消滅したりする事は新羅万象の生態系にも影響が出始めるだろう。
緑なす源は水であろう。水は生命の源だ。温度差から生まれる蒸気が降雨をもたらし大地は保湿する。山から川へ、川から海へ、幾多の生命を司る。
雨のない梅雨空は快適かも知れぬが干ばつや貯水が出来なければ人に影響が出始める。事の重大さがこの辺で気付くのが常であろう。
先行きは判らないが梅雨らしいジメジメの降雨も日本を取り巻く環境には必要な事象である。
平成19年6月24(日) 梅雨
6月中旬〜7月半ば過ぎ迄は意識の中に「梅雨」というカテゴリーが存在する。
空調設備が整っていなかった頃はジメジメ・しとしとした湿気で「不快指数」も今頃と比べると高く「梅雨=蒸し暑い」何とも言えない時を過ごした様な気がした。
突発的な大雨ではなく、長降りするしとしと雨が多い気がしている。
ゴムの長靴を履いて紫陽花に着いているカタツムリを捕って遊べる程度の小雨模様の日が続いた様な記憶である。
7月の台風が上陸する様な事もなく梅雨明け後は太平洋高気圧が列島をすっぽり覆う猛暑の前の保水の時期であろう。
太平洋側は空梅雨・日本海側は大雨等気象予想が飛び交うが生活に影響が及ぶ様な天候にはならないで欲しい。
今日の雨、魚にとっても、緑の大地にとっても恵みの雨であって欲しい。
7月1日(日) 半夏生
夏至から10日すぎた日より5日間を半夏生といい、 農家にとっては大事な節目の日の天候によってその年の稲の豊凶を占う日でもあった。 
またこの日雨が降ると、必ず大雨になるとも伝えられ、この頃に降る豪雨のことを半夏雨という。大野地方では浜焼き鯖をこの日に食べる習慣があるのも福井県人にとっては「半夏生鯖」と言って親しみがある。
ちょうど梅雨も落ち着き、この日までに田植仕事も終わらす事で一段落ついた農家にとって一息いれるのに、ほどよい休息の時期でもあるのだろう。
半夏雨の御他聞に漏れず先週末に降った雨の量は一気に河川を濁流・増水させた。
自然の猛威を垣間見る瞬間でもあった。
海開き・山開きも行われるが、天候不順や降雨では自然に親しみにくい。普段通りの梅雨
や夏であって欲しい。
7月8日(日) 梅雨明け
空梅雨〜猛暑と言われた今年の梅雨も、九州地方に大雨による被害をもたらした。
しかし、以前とは違って梅雨前線が日本列島に停滞し続けるといたじっとり、多湿という感じでもなく晴れ間も見せる天気図である。
梅雨明けが待ち遠しくなる時期だが、例年並みなら7月第3〜4週目の20日前後なのであろうか。
無い物ねだりではないが晴れ続けると雨が、連日雨だと好天が・・・・・、都合の良い様には行かぬと思いつつも考えてしまう。
せめて、自分の休みの日位は・・・・などと虫のいい事を思うのも梅雨時の晴れ間が如何に有り難い物かと言う事につながる。
真夏の突き刺す様な陽射しが、やかましい位の蝉時雨が懐かしく脳裏に浮かぶ頃でもある。
平成19年7月15日(日) 台風4号
梅雨時の台風が最近多くなり若い号数が被害をもたらす。
なぜ一桁台の台風が日本に上陸するかには、3つの条件が揃う事が必要で、ひとつは、太平洋上の高気圧が通常よりも大きく張り出している、二つ目にユーラシア大陸からの偏西風の流れがいつもよりのコースより日本列島に沿って吹いていて、三つ目に、当たり前ながら日本の南海上で台風が発生し北上し始める。
この3つの条件がそろえば、通常なら台風は高気圧に沿って東の方向に進むことが多いのが、ちょうど高気圧と偏西風に挟まれる形で、日本列島に入って来るらしく早い時期に台風が上陸する可能性が出来得る。
気圧配置の張り出し如何ではもっと列島直撃コースを取ったのかも知れない。
釣りをする人間、雨が続けばついには雨具を来てでも竿を出すが、台風ともなると、暴風雨・時化・ダムの放水等等釣りをさせてもらえぬ状況で海の日を挟んだ三連休も7月の活動的な連休の雰囲気とは変わってしまうRAINY DAYSだ。
早く青空満天、太平洋高気圧が列島を覆い尽くす額に汗だらだらで仕事を終え、ビール指数の高い真夏の様になって欲しいものである。
7月22日(日) 大暑〜真夏へ
大暑。良い天気が続き暑さが増す頃を言うが、九州では梅雨明け宣言が出されたが長い日本列島では肌寒さすら感じる曇天の福井地方の天候の様に夏らしくない模様が続く。
暦の上では8月8日が立秋と言う事で短い夏となるのか、夏を感じる季節感がことさら身近に感じられなくなっているのも、地球規模的微妙な異常気象の為なのか!?夏は親水の時期である。
「水に親しむ」為にはあのぎらつく太陽の陽射しがあってこそだが、海水浴も河川での水遊びも冷ややかに眺める術しかないのが現実だ。
日頃から水に親しむという事で、親近感と危険回避の両方を学び取る事が「真の親水」だと考える。
梅雨も明けるだろう7月の後半暑くなったら海に行こう!川辺に行こう!そして安全に自然に包まれ釣りを楽しんで自然と共に生きる知恵を学び取ろう。
平成19年7月29日(日) 梅雨明け宣言・冷夏
ラニーニャ現象で北半球の日本は夏は猛暑に!が7月も末8月になろうとする頃まで梅雨明け宣言が出ない。
降雨や曇天で日照時間も短く生鮮野菜が高騰し始めているとか。
夏のレジャーも肌寒かったり、雨の為海水浴や避暑に行く感じでもなく経済 効果も例年よりdownするだろう。
海は季節が変わっても存在するが浜茶屋等の季節限定型商いは打撃も大きい。昔は浜茶屋の貸席を借りて海に入るのが普通だった。
交通も電車かバスに大勢が揺られ三国や鷹巣へ行ったものだ。民族大移動の様な行列が駅やバス停迄並んでいた。
砂浜も長く裸足の裏がやけどするのではないかと何度も後戻りをして日陰に足を踏み入れた記憶がある。
冷えた身体を温める生姜湯も甘辛くて懐かしい。夏のワンシーンを演出する大事な役割である。
とにかく、早く傘が日傘に変わる様な良い天気になって夏の釣り=キス・アジ 鮎が気軽に暑さを感じながら出来る様な日よりになって欲しい。
8月5日(日) ようやく・・・・・夏
8/1に北陸地方梅雨明けしたが台風5号が列島を縦断、強風やらスコールみたいな雨を降らせた。
台風一過ようやく夏のぎらぎらの陽射しが照りだした。夏を待ち侘びたかの様に、時には心地よい、たまに耳障りな蝉時雨も急に聞こえ始めた様な気すらする。
今週末にはお盆休みに入る企業も多くありそうで、夏の大型連休早くも釣りの日程を組み込む人も多いはず。
これまでの長雨のうっぷんを集中的に取り戻し、晴らしたい。
無理をせず、楽しい想い出を日焼けを見て思い出す様な良い時間を作り、過ごして貰いたい。好きな事、楽しい事は時間の経つのも早く、且つ忘れる。
ストレス解消の為の時間取りは次の仕事のステップアップに繋がる。
年に何度かは子供に帰って「遊びづかれる」程羽目を外して良いんじゃない!?太公望の夢は「釣り三昧」
8月12日(日) 立秋〜盆休み
つくづく月日の流れの速さを感じてしまう。8月も半ば、梅雨が終わったかと思えば立秋「残暑厳しい頃」と挨拶も変わってくる。
帰省のラッシュ・移動の時期でもある。骨休みには隣県でのレジャーが負担が少なく楽しめるそうな気がする。
福井からなら釣りで岐阜・富山・京都方面に日帰りか1泊予定で気軽に出掛けるのも良いのだろう。
地元の釣り場環境や県民性の違いを知る良い機会になるかも知れない。守るべきルールは全国共通釣り場の保全であろう。
旅の恥はかきすてとならぬ様、自ら釣り場の美化は忘れてはならない事だと思う。
気分良く次の人が来ても感じさせる様な環境造りは一日で大がかりにするのではなく一人一人が自分のゴミは持ち帰る事の繰り返しで成立して行くと思う。先祖への思いと未来の子孫へお盆に思う事。
8月19日(日) 涼を求めて・・・
海に行っても、河川に出掛けても、山へ登っても、並大抵なところでは、頭上からの陽射しが強く居続ける事で温度差を忘れてしまう。
順応する事は人間の生活する術で最も大事な技術である。
昔は水辺に行ったり避暑地に行く事が夏の過ごし方、と言うのも冷房空調設備が行き渡ってないのが当然で家の中で「首振り扇風機」が一日中休みなくモーターが加熱しそうな勢いで右に左に涼風でなく時には熱風を撹拌していた。
家の者ほとんどが首にタオルを巻いて額や首筋から流れる汗を絶えず拭き取っていた風景を思い出す。
今はと言えば快適空間・冷房器具が各部屋や居間等にあり朝から夜まで一定温度の暑さ知らずの中過ごす事も可能である。
暑さの中、寒さの中辛抱良く釣り糸を垂れる・・・釣りの通常的な姿でもある。
辛い・嫌な所だけ割愛しダイジェスト形式で物事を取得して行く風潮も一部にはある。現代の早道・長所でもあろう。
しかし、釣りを始め物事には「真髄や極み」というものもある。ローマは一日にして成らずである。
暑さへの対処すべき動作の一考察。
8月26日(日) 8月〜9月に
残暑・猛暑と言われた8月の天気もここ2〜3日は朝・晩ほ寝苦しさから開放されたと感じる位涼しくなった気がする。
季節感も8月という聞こえと、9月という響きでは何故か暑さを感じさせないのが不思議だ。
実際は9月上旬はかなり暑い日が続く。でも確実に秋が訪れようとしている。先日越前海岸で竿を出していたら、赤トンボが飛んでいた。秋茜は温度差を感じ山から里に下りてくるそうな。自然が敏感に秋を告げてくれる。
9月2日(日) 二百十日・・・・・・秋
立春から数えて210日、季節の変わり目、すなわち夏から秋に移り変わる季節点である。
全国的な猛暑もここ一週間位はエアコンも夕方過ぎには要らぬ位で、肌で季節感を感じ取られる。
釣りも暑過ぎる時より涼しさを感じる位の方が釣果もよくなり始める。魚も人間も生活空間は適温が活動もし易く、食も進む。
魚でいう活性が高まってくる時期である。
良い時期になり釣り人も増え、釣り場も賑わうが、安全対策は各自確保して欲しい。
海への滑落事故があっても自力で泳げる時間には衣服・靴などを着ている為制限・限界がある。
まして3〜5mの高さがあるとその場では上がれない。時間が掛かっても救命具は身体を浮かしていてくれる。
15〜30分と時間が経過しても体力を消耗しきる事はない。面倒臭がる事が大変な結果となる。車のシートベルト感覚で考えて欲しい。
事故が発生した時に身を守る事を習慣づける!これは当たり前の事ではなかろうか。
自分だけは・・・の考えは捨て去るべきである。
9月9日(日) 収穫 の秋
春植えた苗が平野を黄金色にしている。山海の味覚もこれから秋色に変わってくる。
鮎釣りをする人なら敏感に分かると思うが、魚が秋を教える。
鮎が橙色の婚姻色を出し始めたりもっと涼しくなると黒ずんでくる、所謂「さびる」状況になると季節が秋に変わって行くのをしみじみ感じる。
鮎を塩焼きにしても、雌雄とも「片子」と言われる白子・卵子を持ち始めていて鮎の美味しさに又珍味が加わる。
季節は過ごしやすい秋へと移り掛かりつつある。
平成19年9月16日 (日) 人口と文化
平成の大合併で25万が27万人になった福井市、急増という人口増加ではなく横ばいである。
釣りやスキーや海水浴等は福井が自然に恵まれているがために隣県からの流入もあり、県外ナンバーも自然環境下では目立つ。
これも地域性の特徴がでる文化であろうし文化を形成する人口の量であろう。
釣りで言うなら鮎や磯を考えても、岐阜・滋賀・愛知・京都・大阪ナンバーはよく見掛ける。
それらの県の人は太平洋側の釣況が良ければ、逆に日本海側が良ければ臨機応変に移動をする。
これも脈々と培われた文化であろう。
福井の鮎師が和歌山に三重に静岡に一気に出掛け出すという事は聞いた事がない。
県外の流入釣り師は年齢が若い気もする。若さが文化を持ち込んだり膨らましたりするのも大いにあると思う。
福井県県民性・雪国育ち等福井人のイメージと増えない人口が魅力が足りない県都を象徴している様に感じる。
せめて人口流出がなく住みやすさ「日本一位」の実感が福井県民に感じられそれが他府県民に伝わる形=文化として成長して欲しい。
 平成19年9月23日(日) 彼岸
彼岸の入りも過ぎて暑さ・寒さも・・・・の通り秋めいて来ているのが夕方のひんやりした風でもかんじられ、残暑厳しい9月も終わり実り多い10月になる。釣りもいよいよ本番を迎える。気温・水温低下が魚にとっては過ごしやすい適水温で小物から大物まで活性が少しづつ良くなり始める。小魚が大型魚を磯際まで引き寄せる役目をする時期でもある。日暮れも釣瓶落としの様に早くなり6時過ぎには灯りが必要になり始めた。
夜釣りの段取りで出掛けるなら灯具の他に虫除けと長袖系は必需品。蚊・ぶよ・ぶと等餌食にならぬ様に。
平成19年9月30日 (日) 神無月
月日の経つのは本当に早く、早10月を迎える。10月は言わずと知れた「神無月=神がいない月」 出雲の国は神在り月となり全国から神々が集まり会議?をするらしい。神仏を信仰するしないは別にして、正しい事への行動は人の成すべき事と思う。
誰も見てないから、誰かもそうしたから、等々の行為が釣り場を汚す。餌の袋・空き缶・弁当空の他にも釣り上げた小魚等も干からびたり、悪臭を放ち、楽しい筈の釣りをしていて、不快感を覚えたり、蚊やハエや蜂等の攻撃にあう事もある。
マナー・モラルは人に迷惑を掛けない生活の手段でもある。一人一人がルールを守れば環境は好転する。
平成19年10月7日(日) 体育の日・寒露
東京オリンピックの開催日を記念に10/10を体育の日にしたのだが連休制の為HAPPY MONDAYとして今年は8日が体育の日。
昔人間にとっては「東洋の魔女」「靴を履いたアベベ」「柔道の正式競技化」等東京オリンピックの記憶が10/10=体育の日の連想をさそう。
又10/10は晴の特異日としての有名で釣りの日程等も優先的にこの日を中心に組んだものだ。
晴の中秋の気配も色づく木々や夜風の冷ややかさに一段と感じるようになる。「寒露」でもある。字の如く露が冷たい時期になるという事で秋めいて来るよ!と教える節気の一つ。季節の移り変わりを感じるのに釣りに出掛ける時、ちょっと前までは半袖でも汗がでた様な気がするが、この頃は朝夕や夕まずめ以降はウィンドブレーカー等寒さ(涼しさ)を凌ぐものが必要になってきた。
秋めいて来ているのだ。釣りには絶好のシーズンになりつつある。小物から大物まで釣りも「秋めいて」収穫の時期。
平成19年10月14日(日) 秋深し・・・
桜前線とは逆に南下してくる「紅葉前線」赤・黄・茶など広葉樹が色づいて日本的な美の世界を醸し出す。
つい紅葉を思い浮かべるのは白山山系を連想しだちだが、越前海岸に抜ける山道にも短い距離ではあるが綺麗に紅葉が見られる箇所がある。
釣行の際に気を付けて見てみるのも良いかも知れない。
海に行って後の山々を見たり、夜の空を見上げたりはあまりしないかも知れないが、一度余裕を持って山の景色の移り変わりや、夜空満天の星を見詰めても面白い。
自然の偉大さの中での人の営みや宇宙の広がり・神秘さの端っこに触れるだけでも、釣りを介してのリフレッシュが倍増するに違いな
い。
平成19年10月21日(日) 霜降
立冬の前の秋土用・霜降と暦では冬に向かう準備が季語に感じられる。
又、ここ2〜3日朝夕めっきり肌寒さも感じられ秋真盛りとでも言おうか半袖の衣服から長袖を慌てて引っ張り出す。
寒くなり始めから冬の日本海の味覚は脂も乗り始め更に美味しさを増す。
蟹・フグ・鰤等、通を唸らす食材もあるが、釣り人は一般の人より魚に関しては美味しさを知らない内に覚えているはずである。
釣り立てや一晩冷蔵庫で過ごしただけの「新鮮な味覚」は何よりも贅沢である。
足の早い鯖・鰯等も釣りって塩氷で締めてその日の内ならほとんど加熱の必要はないだろう。
最近鮮魚コーナーでもグレ・チヌ・サンバソウ・小アジ・カサゴ・メバル等、釣り人に馴染みのある魚も並ぶ。
アオリイカ1杯幾らで、セイゴ1本幾ら?かと値踏みをしながら、奥さんの買い物にお付き合いするのも楽しい。
平成19年10月28日(日) カウントダウン
いやはや、今年も11月を迎える時となった。
まだ若い内は多趣味・広範囲な行動・体力が余る位に無理が効く等々、時間の概念が24時間フルに活用出来た感があり、時間を必要な時いつでも使えた気がする。
年を追う毎に、すべき事はたくさんあるのに順送っしまうせいか慢性的に不安にかれながら時間を有効につくるべき方法が判らない。
道楽は若いうちにすませて置く方が良いと昔から言われるが若い時代にしか出来ない事は進んでやり遂げる事が時の財産と言えよう。
天気も秋空続きで釣行スケジュールも組やすい。大きな崩れもないようである。
2007年悔いのない様に余す所60日を釣りに仕事に有意義に過ごしたい。
11月4日(日) カニ解禁&立冬
冬の味覚「越前がに」が6日に今年は解禁になる。
大型クラゲを「越前クラゲ」と称するのは福井県人にとって余り好ましくないが、同じ「越前」でもカニは超ブランドで全国的にも名だたる特産品だ。
暦の上では8日が立冬となるが、カニと熱燗は良く似合う。やはり冬を代表する味覚の王様であろう。
福井にもう一つ「若狭ふぐ」というカニと、劣らぬ冬の逸品がある。
釣りの予定を越前〜若狭の民宿や旅館に予約を入れて朝〜日暮れ近くまで釣りを楽しんで夜は豪華に!翌朝からも釣りを楽しむ。
年に一二度なら贅沢も止むなし。
特に県外の釣り人は海岸線いたって多いが、ゴミや空き缶という負のイメージが目立つ気がする。
釣りを楽しんで、ちょっと福井県への経済効果という点ではこの時期の味覚と結び付くと潤いも出るのではなかろうか!?
11月11日(日) 好天〜暖冬 良果の期待
やはり、温暖化現象であるのか以前の11月の天候より穏やかで気温も温かい気がする。
まして秋の大型台風の被害もほとんどなく、釣りや行楽にもすこぶる予定が立ちやすい、行きやすい日々が続く。
凪が続くお陰で蟹漁も好調で蟹も例年より少し安値で推移しているのが嬉しい。
特に福井産の蟹は雄だけでなく雌にもタグを付けられ、雌雄共々ブランド化を狙っている。
全国区の仲間入りが出来る数少ない「福井産ブランド」である。
地元の人間は飽きる程「越前がに」を食べる訳ではないが、305号線を通ると茹でた蟹の蒸気があちこちの鮮魚店から立ち上る風景を見られるだけでも蟹の楽しみを満喫出来る。
天候が穏やかな方が晩秋〜冬は過ごし易いが春の異変・夏の異常天候とならない様に願いたい。
11月18日(日) 勤労感謝・小雪
11月も下旬を迎え急に初冬の趣きとなり、まさしく23日が「小雪」=僅かながら雪が降り始める頃。の如くみぞれ混じりの時雨模様の天気。
23日は勤労感謝の日でもあり、戦前の新嘗祭=農作物 の恵みに感謝する式典がアメリカナイズされ労働に感謝する日となったと記憶する。
晩秋の収穫期も終わり冬への支度をする節目なのだろうか見事な?冬型の天気となり、日本海側大荒れ・太平洋側晴天の週明けであった。
好天続きで越前がにの水揚げが良すぎて値が安くなりしばらく操業休止をする底引き船もあったとか。
原油高騰から始まるガソリン値上げや追随する化学製品、はたまたエタノール精製で小麦・とうもろこし・オレンジ等の不足による各種関連製品の値上げ等々から一時的にでも忘れさせる安価になった蟹を食しておきたかったものである。
痛し痒しとでも言うのだろう。良い事ばかりは起きないで釣りには若干厳しい冬の日本海とこのままなってしまうのだろうか。
冬型が緩むのを多少なら蟹が高くなっても良いから釣り人は望むのではなかろうか!?
平成19年11月25日(日) 師走と釣り
釣りのパターンが変わって来てしまった様で、夜前に磯や、防波堤に入って夜釣りで大物を狙う釣り師や、雨が降ろうが、雪がちらつこうが休みの日には竿は必ず出すと言った情熱的な釣り人はめっきり減った様な気がする。
週間天気予報で休みが雨や悪条件であれば予報があたらなかってもインドアーの日程を組んでしまう傾向があるような気がする。
寒くなったり、時雨模様は一段と出足を鈍らせる。もうすぐ師走=12月である。ラニィーヤ現象は酷暑&極寒を日本列島に被害を及ぼす様である。
波浪注意方が出る様な時に釣行するのは良くないが、落ち波や凪の良い日には釣りに出掛けよう!
雪国の人間故雪や冬と上手く付き合わなくてはならない!
スキーやボードのWinterSportしかり、釣りならメバル・ヤリイカ・真鯛・青物釣り等々自然に、福井に住むメリットを積極的に利用すれば撚り充実する人生が送れる気がする。
12月2日(日) 師走・大雪
雪が降ってもおかしくない頃なのか、暦を眺めれば「大雪」=冬至迄雪が沢山降る時期を指す。が12月7日に記されている。
気忙しい師走に雪対策の準備もしなくてはならないのは、雪国のハンディと常々思う。
タイヤはスタッドレス購入が新車購入時からセットである。2〜3年毎に入れ換えも必要、暖房器具や灯油の値上がりの心配までしなくてはならない。
反面嬉しい事に寒の魚が出回り始め身の引き締まった、しかも脂の乗ったブリやヒラメ等を味合う事が出来るのが寒さの代償かも知れない。
ともあれ、無理な釣行は避けたいが冬の味覚カレイ・サヨリも釣れ出す時期。忙中閑有り!で充実した年の瀬を過ごそう!
平成19年12月9日(日) 年賀状と師走
今週末15日から年賀状の受付が始まる。年の瀬の準備と一気に来年を迎える為の準備をし始めなくてはいけない様な時期である。
もらって嬉しいのが年賀状である。
一年に一度の挨拶が懐かし文字と共に想い出も瞬時に蘇る。書かなくてはと思いつつ、小学生の冬休みの宿題の様に明日〜明日と日延べになってしまう。来年に思いを託して良い年である様に願う気持ちが必要なのであろう。
義務的な面は削りつつ心のこもった物であるべきと考える。釣りにも行きたい。釣具の後始末や点検補充もしておきたい。
初釣りの計画も立てておかなくては・・・・・・。
何かとやはり師走は気忙しいものである。
平成19年12月16日(日) 冬至
寒気が降りてきて大雨が雷鳴と共に雪にかわり、厳しい冬が雪雷を合図に訪れた。
日本海の冬の空は灰色で低く、その鉛色の暗雲の中に白い吹雪の精を沢山抱え込んでいる様にまさしくみえる。
今週末は冬至である。
一応一年で昼が一番短く、夜が長いとされるが、暗黒の空に冬の日没の早さは海にいると時計を持たないでいると、時を間違う程である。まだ3時半かが、人の時間的感覚でいると5〜6時過ぎに思える。
秋の日は釣瓶落とし!と言われるがこの時期がまさに日の短さを日没と共に肌寒さを覚え骨身で感じる冬の厳しさである。
もう一枚暖かい物を車中に準備し、ステンレス水筒に暖かい飲物も準備してあれば、心も温まり「冬の釣りもまた楽しからずや」
平成19年12月23日(日) 年の暮れ
いよいよ2007年も新しい年にバトンタッチ、本当に「光陰矢の如し」の感がする。
昨年は暖冬・暖冬と言われ1〜2月は冬、日本海側の冬の景色とは少し違っていた記憶がある。
四国や九州は多分この様な天気模様であるだろう、日中は太陽光線が暖かく降り注いでいてくれた。
来年は・・・・?!鬼も笑わない時期まで来てしまい、来週の初釣りの事が気になる。
ラニーニャ現象で寒くなるのか、Co2問題で温暖化へ突き進むのか、天気の善し悪しも経済を活発にさせる工場や車等の総稼働率に左右される時代である。就業時間と余暇=過剰な労働は悪天候の源であるのか?!
釣りに限らず、余暇の時は誰もが清々しい好天を望む、ストレスも釣れなくても悪天候時より晴れの天気が解消される。
平均的日本人は働き過ぎ?誰の為に一生懸命、働くのか?反面、物が高くなって住みにくく、暮らしにくくなっていく。
来年も、釣りにも行きたい!だから、来年も働き続けなくてはならない。そして、結果時間にも追われそうである。