翔龍竿MH90HPについて

この竿の正式名称は「翔龍竿MEDIUM HARD 90 HP=しょうりゅうかんミデアムハード90ハイパワーである。
MEDIUM、つまり中硬+HARD、硬いで中硬硬、硬中硬調子である。
適合ナイロン・フロロ0.08〜0.4号 適正金属・ハイテク・複合糸なら0.05〜0.35号迄の使用が好ましい。

随分、吟味をして造り上げていった竿だけに、軽量かつパワフルと言った調子まで登り詰める事が出来た。
竿をばらして、見て頂きたいのは各セクションは非常に精密に高濃度に造られているという事。
この価格帯で抑え込んである鮎竿としては「常識を覆す鮎竿」と言っても過言ではない!
是非試して頂きたい事は#1・2・3・4を外して振ってみて欲しいという事。秘められた設定を御覧あれ!

高感度・高反発を産むこのセクションを頑な迄に硬中硬HPの調子を越えるものにしたい!
つまり、野鮎を掛ける前までは、囮鮎を変幻自在にコントロール出来る操作性と感度を得るために200g前後の竿に多く見受けられる如何にも身切れを防ぐ、胴調子でダラダラした調子は開発の起点時点でそぐわない!物であった。
それでいて絶妙な孤を描く硬中硬HP調子を瞬時にして実現させる#5・6・7の安定感をも見て頂きたい。

読者の皆様は、何故路線変更があるのだろうと開発側の思いを充二分に御理解願えて下さらないかも知らない。
フナヤオリジナル=超硬の竿を造ると思われ勝ちだが、事実、地元福井の河川では、しばらく硬い竿の出番が少ないのは、大型鮎の強烈な引き味も、中型鮎の数釣りも楽しめなくなっている事が原因の様な気がする。
賦課金や遊漁料の大半は放流事業に充当される。
しかし、放しているにも関わらず釣果に結びついてこない。
冷水病という大きなハードルを越さなければならないが、究極の所、おかしいと思いつつも、継続購入し続ける「ストレスの多い湖産畜養鮎放流」の歩留まりが悪いからに他ならない。
天然・海産系人工鮎を増殖させる事が急務だと考えるのだが・・・・。
釣りは釣れなくては新規参入者は増えないし、有料であるメリットを感じなければ長続きもしない。
ジリ貧状態は漁協組の存続、強いては釣具の発展〜開発〜進化にも関わってくる。

溢れる過情報の中、実積・信憑性のある妥当な商品には反応して頂けると信じて物作りを続けています。
掛ける前までは竿の持ち手が竿を立てたり、寝かしたりして竿に操作というカテゴリーを与えている。
先程も言うように「翔龍竿は硬中硬である!」海産系は成熟が一ヶ月ほど遅く7月8月9月10月の魚だと言えよう・
勿論、鮎釣りは春5月から11月迄と7ヶ月の長きに渡って楽しむ事が出来る釣種である事は再確認して頂きたい。

「翔龍竿90」は感度があり、掛ける為の操縦性と針掛かり〜浮かす〜抜くという一連の動作を正確に忠実に実行する事を「チューブラー穂先」で設計し「鮎釣り本来の針掛かりの妙・引き釣りの妙等」を改めて認識して頂く事を目的に造られました。
ここで問題なのはより繊細な釣りをする為の穂先1.4mmと抜き・フッキングが決まる1.6mmの穂先装備の問題であり、コストパフォーマンスとの問題で2本装備で進めると178000〜180000円と最高値の竿となる事の懸念でした。
長きに渡り迷いましたが、標準的に長い期間使える様に1.6mmを本体装備としました。
竿の上代設定は薄利をして御奉仕している為,やむを得ず、1.4mmの純正穂先は¥6250(税込)という別売りで販売する事と落ち着いた。

ソリッド穂先を装備させた「征龍竿早瀬HP EXPERT MODEL」の使い易さで一段と、状況に応じた替え穂の使い分けの重要性は釣果と釣技を見事にUPさせました。

「翔龍竿」の1.4mmチューブラ穂先は純正です。
この竿を御購入とお考えの鮎師は上級者とお見受けします。是非、使いこなしをして頂きたいオプションパーツです。
12/30迄の御予約の方には「早期予約の特典として無償でお付けする事にしました。」
何よりも違いや感性の変化を見極めて欲しいと言う気持ちが強くあるからです。
¥6250は大金です。ここで御提案を発進します。
翔龍竿に興味のある方、遅れましても23年12月30日迄に、御予約下さいまして穂先の獲得権利を得て下さい。



SUPER FINE 早瀬 90

鮎竿を購入するユーザーの立場から見て「買い易い価格体系と値段以上の付加価値」がある事。
これがもう一つの我がポリシーである事は何度も言い続けている。
「鮎竿&あゆグッズフェア」も来年27年を迎える。
このイベントの発端も「鮎竿を伸ばしきって見比べて購入すべき!」が発想の原点。
100〜200坪の催事場・体育館・結婚式場等を借りての展示会は鮎ブームの渦中でもあり、各メーカーからの出店依頼も殺到した。
特価品の鮎竿もオリムピック〜マミヤOP・リョービ・宇崎日新の他、不定期ではあったがダイワ・シマノ・がまかつ迄供給してくれた良き時代であった。
性能が良くて格安な物、お勧めの商品は一年年式の古いメーカー鮎竿であった。
当時はOEMなどとは思いも着かない時代であり各メーカーも自社製品中心の生産であった。
バブルが弾けて特価品の収集も難しくなった厳しい時代性能重視でコストパフォーマンスに優れているのはOEM商品ではなかろうか!?
「SUPER FINE 早瀬90」は勿論、日本製でオールラウンダーの早瀬調子・255g
 73000円(税込)である。
こんなに楽しい鮎釣りが「敷居が高くて・・・・・」と言われない様にする事。
若者が豪快な立ち込みを見せる日が早く来ないかと願う!
初心者にもなるべく良い物を勧めたい。
ゴルフ・スキー・野球等々スポーツ全般に言える事「飽きてしまう程の安価な道具の購入は上達を妨げる」
資金とやる気をなくす。上級者でも使える程度の商品を購入すべきである。

その意味「SUPER FINE早瀬90」は活躍するに充分過ぎるお勧めの一竿である。

名前の由来は大好きなBEATLES「I  FEEL so FINE」から。
レコードの時代である。APPLEレーベルでない東芝EMIレーベルのLP盤を何枚か持っているのが自慢の種。
古い古い話で済みません。